ダイエット中でも食べたい!スイーツとの上手な付き合い方
スイーツ好きな人にとって永遠のライバルは「体重」。今回は、ダイエット中のスイーツとの上手な付き合い方をまとめました。
目次
ダイエットとスイーツの関係性
「カロリーは敵」ではない
一般的にダイエットと言うと、食べないダイエット、いわゆる「断食ダイエット」を思い浮かべますが、実は断食ダイエットは「リバウンドリスクが高く」、あまり効果的なダイエット方法ではありません。
人間は生きているだけでカロリーを消費する生き物ですので、カロリーは人間の大事なエネルギー源です。つまり人間にとってカロリーとは味方であって敵ではないのです。
断食ダイエットのように摂取カロリーを闇雲に減らしてしまうと、体調を崩したり、我慢するあまりにストレスが増えたりと、良いことがありません。
大事なのは「消費出来る以上食べない」こと
スイーツを食べるとなぜ太るのかと言うと、ほとんどの理由は「間食」だからです。
一日3食で必要カロリーを摂取しているとすると、間食やデザートで食べるスイーツは、体にとっては「ほぼ100%カロリーオーバー」となります。
仮に毎日夕飯後にケーキを食べるとすると、ケーキ一切れは300kcal以上と言われているため、1ヶ月で9,000kcal、1年間で約11万kcalを余計に摂取していることになります。
体型にもよりますが、1日の摂取カロリーの目安は、成人男性は2,600kcalほど、成人女性なら2,000kcalほどと言われています(女性の方が筋肉量が少ないので必須カロリーが低い)
摂取カロリー、気にしてる?1日の摂取カロリーの目安とは | 大塚製薬
1ヶ月で9,000kcal超過というのは、男性なら3.5日分、女性なら4.5日分、1年にすると、男性なら42日分、女性なら55日分、余計に3食を食べているのと同じです。
これだけ多く食べていれば太らないわけがありません。
ダイエット中でも太らないスイーツの食べ方
たくさん食べたいなら「低カロリースイーツ」を食べよう
ダイエットで大事なのは「摂取カロリー < 消費カロリー」となることなので、スイーツで余計なカロリーを摂取しないことです。
もし、ダイエット中でもたくさんスイーツを食べたいなら、こんにゃくゼリーやおからクッキーなどは、満腹感を得られる割りに低カロリーなスイーツを選びましょう。
ただし、低カロリーとは言っても量を食べ過ぎてしまうと普通のスイーツを同じになってしまうので、食べ過ぎには注意です。
運動量を増やそう
「摂取カロリー < 消費カロリー」とするなら、一番手っ取り早いのは運動をして消費カロリーを増やすことです。
例えば、体重50kgの人が30分間ウォーキングすることで消費できるカロリーは約92kcalと言われているので、90分ウォーキングをすれば、計算上はケーキ1切れ分を消費できます。
ただ、それだけだと「摂取カロリー = 消費カロリー」になってダイエットにはならないので、食べる分以上のカロリーを消費できるように運動時間を調整しましょう。
スイーツを主食にする
どうしてもダイエット中にスイーツを我慢したくないというのであれば、最終手段はスイーツを主食にすることです。
例えば、ご飯を茶碗一杯分食べると240kcalと言われているため、2食のご飯を抜いて代わりにケーキ1切れを食べると普段よりも100kcalほど摂取カロリーを減らすことが出来ます。
ただし、主食というのは、ご飯やパスタ、ラーメンなどの炭水化物のことで、スイーツだけ食べていると、他の必須栄養素を摂取できないため、栄養不足になります。
肉や野菜はしっかり食べて、食事では炭水化物を抜く、その代わりにデザートとしてスイーツを食べるようにすれば、計算上はカロリー制限ができます。
急激なダイエットはしないで、徐々に減らしていこう
筆者の友人の女性は、食事量を減らさず間食をやめただけで1年で5kg以上も痩せたという方がいます。その人は毎日頻繁に間食をしていたそうで、話を聞いただけでも毎日300kcal以上摂取カロリー超過になっていたようです。
つまり、毎日摂取カロリーを300kcal減らすだけでも、長期間で見れば大幅なダイエット(体重減)が見込めるということですから、無理にスイーツを全く食べない、食事を減らすということはしないで、ダイエットしながらでも週末だけはスイーツを軽く食べるなどして、上手にスイーツと付き合っていくのが大事です。